【経験者は語る】フリーランス・自営業は勤務・就労証明をこう書け!

コラム

保活をする上で基本的な事は下の記事で書いたつもりですが、全然大変だった事を書ききる事無く読むのが辛い文章量になったので分けました。

下記も是非ご一読を。

【経験者は語る】保活はこういう流れでやろう!

読まれた方の中には
結局就労証明ってどう書いたんだ‼
結局知りたいフリーランスの保活の留意点がわからん!

って思われてるかなと思うので今回はそれを紹介していきます。

就労証明はどう書いたか


まずフリーランスや自営業は自分で就労証明を記入しなければなりません。

基本的にはお勤めしている人に向けたフォーマットになっているので、フリーランスはわりかし自己解釈して書くしかありません。
でもそれが記入ミスと判断されるのかすんなり受け取ってくれるのかわからなくてとにかく困りました。

市区町村で異なるのですが、私が実際に記入をしたのはこんな感じの就労証明です

半年に1回くらい就労状況を示すために今でも書いて提出してますので
エクセルかなんかである程度残しておくと今後が楽です。

で、記入については主に躓いたところを説明します。

まず事業所や代表者名で躓く

早速かい!って感じなんですが私の場合は

・本名で仕事を請けていたので事業所名なんてものもありませんし、
基本在宅で仕事してるのに事業所の所在地と言われてもって感じですし
・印って捺印スペース書いてあるけどそれっぽい印なんて持っちゃいない!

ので役所に聞いてみたら
「事業所名が無いなら空欄でオッケー、屋号がある場合は屋号名を」
「ご自宅でお仕事してるなら所在地はご自宅にしてください」
「基本的に印鑑はお名前の印鑑を捺印いただければ大丈夫です」

って事でした。

雇用の期間ってどこから??

フリーで働き始めた頃なんてさっぱり覚えてない!!んですよね。
なので私は開業届を提出した日にしました。

ただ自分でも厳密に覚えていないものを役所が更にしっかり覚えているとも考えにくいので
初めて収入があった月の月初とかでも良い気がします。
お勤めの人なら社会保険の加入で見れるかもしれませんが、フリーランスですし。

一番困ったのが就労時間

仕事が詰まっている時は昼夜問わず寝てる時以外稼働しているようなものですし、納品が終わったり一段落しているときは割と時間が空いている。
お勤めの人のようにシフトや定時がないのでどう記載したものかと困りました。

今は子供の面倒で思うように働けない状態で、それを打破するために保育園に預けたいのに
子守で思うように働けない状態の時間を記載するのもなんだか違う気がする

と思っていました。

とはいえ採点基準も満たしたい

保育園に入れる人間の基本的な判断基準としては、各役所ごとに異なりますが

就労状況・家庭状況・身体状況など様々な状況に応じて点数が割り振られていて
点数が高い家庭から保育園の入園が内定します

でも先述のように保活中だから子供を思うように預けられず、就労を証明しようにも
短い時間での労働の証明しかできません。

となると現状子守で時間が取れないフリーランスは門前払いってこと?
ということにどうしても納得できなかったので、役所電話で聞きました。

窓口のひと「お子さんを預けたらこのくらい仕事をする、という記載で大丈夫です」

エッ!今の就労じゃなくていいの!?って思いますよね。思いました。

結局点数を鑑みて労働時間を決めた

私は点数表を見た上で一番点数が高くなる、週40時間以上の労働にしました。

現に子供を預けたらその間がしっかり労働に当てられるわけですし
こどもを預けている時間内に終わらなかったら寝かしつけをした後でも業務をするので、結果そのくらいの時間かそれ以上の労働になるだろうなと思ったのもあります。実際保育園に入った今その通りになっています。

変則就労の場合は、週または月で何時間労働していますよ、というように記載する項目があったのでそこに記入しました。(9-2ってところです)

就労・支給実績はほとんどなくても入れた

過去半年分の収入を記載する必要がありましたが
私の場合は10万円程度の収入があったのでそれを記載し、他は0で提出しました。
週40時間以上働くと記載しておきながら、今までの収入は扶養内です、なんなら今現在の収入はパートさんより低いです。って状態でした。

備考は何を記入したか

一番最後の項目に備考とありますが、フリーランスや自営業の場合はなにか少しでも訴えかけておきたいと思ったのですが
「あくまで点数基準で決めています」
と窓口の人が言っていました。これは「心象に訴えかけてもどうにもできません」というのを伝えてきた意味でもあります。

ただ、現状に対してこういう風に働いていきたいからこのように記載してますよ!
っていうのは理解してほしかったので

自宅で面倒を見ながらの仕事に限界があり、入園した場合は記載内容のように就労していく見込みです

と書きました。

就労証明を裏付ける追加資料が必要


就労証明は本来であれば会社の担当者などの第三者が記入するものですが、フリーランスや自営業の場合自分で入力します。
流石に役所の人も「自分で書いたものだと信憑性が低い」と判断するのでほぼ必ず追加資料が必要になります。

人によって提出するものはもちろん異なると思いますが、私が提出したものは

・開業届けの写し
・住民税申告した写し
・自分の母の就労証明

の2つです。
大体の人は確定申告の控えなどがあれば就労または収入の証明になりますが、私の場合は開業したばかりで確定申告をしていなかったので提出できませんでした。

開業届の写し

出していない人はすぐに出しに行きましょう。ってレベルで必要です。
就労を証明することにおいて、開業届けはかなり有力に見られているようでした。

収入がほぼ0でも「開業したてだからという理由付けになる」
就労しているという客観的な証明になる

という判断がされるので、まだ開業届けは出していないフリーランスの方は保活の一貫で税務署で開業届を出すのがオススメなレベルです。

私自身もフリーランスとして活動している中で開業届というのはあまり重要視していなかったのですが
開業届を出しているのと出していないのとでは就労の証明の楽さが段違いだったので、保活で開業届の控えがあると楽だから出したといっても過言ではありません

ちなみに税務署で開業届を出したいと話して書類に記入して提出すれば終わりですので簡単です。

開業届を出すことにデメリットはあるか

考えうるデメリットとしては2つほどあります

・扶養内だと外れる可能性がある…らしい
らしい、というのは私の場合(協会けんぽ)は外れていないから。他の健康保険組合の場合は割安な保険料に設定されているかわりにそういった点でのデメリットがある可能性があります。今入っている保険が協会けんぽでない場合には、入っている社会保険に問い合わせてみると良いかもしれません。

・確定申告の期限が厳密になる
税務署側から定期的に確定申告の準備や期日に関しての通知が来るようになるので、それなのに確定申告を行わなかった場合は追徴課税の対象になります。
ただしっかり確定申告をすればいいだけなので、これはデメリットらしいデメリットにはあまりなりません。

住民税申告した写し

これは確定申告をしていない人は0円でも必須で提出したほうがいいものになります。

役所は収入をもとに保育料を算出するんですが、確定申告など所得の届け出が無い人だと
収入があるのに故意に申告していないのか
それともうっかり申告を忘れているのか
それとも収入が無いのか
どの状況にせよ収入額がわからないために保育料の算出が難しく、保活に悪影響が出ます。

なので
今まで扶養内で細々と収入を得ていた人
全く収入がなかった人も
必ず役所で住民税の申告をし、ちゃんと申告しましたよという証明のために写しを提出しましょう

これはかなり後になって必要だと気づいてあわててしに行きました。
収入が0の人は、保活に必要で0円だけど申告しに来たと言う、収入がある人は振り込みが確認できる通帳か支払調書を持っていけば大丈夫です。

自分の母の就労証明

※この記事を書くのに色々な市区町村の点数表を確認しましたが、割と独自なものっぽいなと思ったのでお住まいの地区では実施していないものの可能性もありますのでご了承ください。

私が住んでいる地域の採点基準のうちの一つに

保育の利用を希望する児童が利用希望日時点で65歳未満である祖父母と同一市区町村内に居住している場合において、当該祖父母が求
職中と下の子の育児休業または育児休暇中を除いた保育を必要とする事由を確認できる証明書の提出がある

というものがありました。
簡単に言うと、「おじいちゃんかおばあちゃんが同じ地域に住んでいる人は、その人が面倒を見れない証明をきっちりしてくれたら加点するよ」
というものです。
私は母がパートで仕事をしていたので、その母にも就労を証明してもらって加点を狙ったものになります。
母に頼むのは忍びなかったのですが、やらなかったせいで入れなかったかもしれないなんて後悔はしたくなかったのでできることは全部やろうと思ってやりました。結果やってよかったと思います。

結果第一希望で保育園に入れた

私が第一希望で申し込んだところは小規模で園庭も広いところだったのですが、駅からは割と遠い地域密着な園です。
待機児童数を見るとやっぱり駅に近いところはどうしても倍率が高くなりがちですので
無理のない距離で私が入園したような園も検討するのはアリかもしれません。

だけどなりたてのフリーランスでも保育園に入れたぞ!!という事を発信して
他の悩めるフリーランスのお母さんがいらっしゃるなら励みになってほしいと思いました。

提出した後すぐと、実際に保育園に受かった時はヤッホーイって下の画像みたいな気分になりました。

振り返っても就労証明が大変だった

フリーランスの人の就労証明の記入は検索しても思うような結果が出てこず、結構な頻度で役所に電話したり直接質問したりしていた気がします。
調べると、結構情に訴えかけるようにたくさん相談したほうが良いです!窓口に行きましょう!とかあったのですが
私の市区町村はそういうのが全くなさそうだったので、矛盾の無い点数の積み上げができる就労証明の作成に注力しました。

一度作れば後は基本流用で対応できる

就労証明は入園後も定期的に提出するので、自分で記入するのである程度のフォーマット化して持っておくとおすすめです。
私は就労時間に変更は加えず、直近の収入状況がわかるものだけを提出しています。

ある程度の希望的観測を入れられるのがフリーランスの強み


自分で記入しているので、客観的な裏付けの書類を提出する必要はありますが
労働時間等はパートさんよりも明確に長く設定することができるので、フリーランスだから保育園は入れないと諦める必要はありません。やって見る価値はあります。

希望的観測は結果反映していかなければならないというプレッシャーもありますが、やったからにはやらねばという明確な目標にもなりますので、労働時間の記入などは特典ベースでの記入でも私は良いなと感じました。

点数の加点要項をにらめっこして、虚偽のない範囲でしっかり加点できるところは加点することが大切です。
ご自身の生活内容で加点できるところはないか、まずしっかり要項を確認することが大切です。

まるでテストのコツみたいな事を言っていますが…実際そうなので参考になれば幸いです。

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